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ビルの総合案内サイン・フロア案内

エントランスに立つテナント一覧、各階のフロア案内、扉の横の室名サイン。訪れた人が最初に目をやる場所にありながら、情報量が多く、しかも中身が変わり続けるサインです。このページでは、案内サインでよく出てくる困りごとと、それに対して導光板(エッジライト方式)が何を解けるのかを、向かない場合も含めて整理しました。

THE PROBLEM

案内サインには、三つの困りごとがあります。

総合案内サインは、デザインが決まれば終わり、という看板ではありません。運用が始まってからのほうが長く、そこで効いてくる条件があります。ご相談でよくうかがうのは、次の三つです。

テナントの入れ替わりで、差し替えが発生する

区画の分割、社名の変更、フロアの入れ替え。そのたびに「この一行だけ直したい」が起きます。作り方によっては、一行のために表示面ごと作り直しになることも。案内サインは、変わることを前提に組み立てておく必要があります。

夜間や薄暗いエントランスで、読みにくい

エントランスは外光の入り方が時間帯で大きく変わる場所です。照明を落とした時間帯や、外部照明の当たり方によって、一覧の下のほうだけ沈んで見えることがあります。細かい文字が多い一覧ほど、光の当たり方が読みやすさをそのまま左右します。

壁から、出っ張らせたくない

エントランスや共用廊下は、人が行き交う場所です。設計側からも「壁面はできるだけフラットに」と求められることが多く、奥行きのある箱型の看板は納まりで引っかかりがちです。出幅は、意匠と安全の両方に関わります。

電球色で点灯した縦長の導光板パネル。面いっぱいに細かな拡散ドットが規則正しく並び、上から下まで同じ明るさで光っている
実際の製作品 — 縦長のパネルを点灯したところ。面いっぱいに見える細かな点の連なりが、端面から入った光を面へ起こす拡散ドットです。行を積んで縦に伸びる案内サインでも、上から下まで明るさを揃えられます。提携工場での製作・点灯検査の様子。
ビルのエントランスに設置した、一枚ものの大判テナント案内板の製作イメージ ※画像はイメージです
縦長・大判のテナント案内板も、一枚ものの面発光で。継ぎ目や輝度ムラが出ません。

WHY LGP

面で光る一枚の板が、三つとも受け止めます。

導光板は、板の端面(エッジ)に置いたLEDの光を、板の内部の加工で面全体へ広げる部材です。「点で照らす」のではなく「面が光る」ことが、案内サインではそのまま利点になります。

一覧が、端から端まで読める

面全体がひとつのトーンで光るため、行数の多いテナント一覧でも、上の行と下の行で明るさが変わりません。発光の均一度は、寸法と構造にもよりますが75〜95%が目安です。文字を抜いて光らせる作りでも、エッジがきれいに立ちます。

薄いので、壁から出っ張らない

板厚は4mm・5mm・6mm・8mm・10mmの5種類(定尺があり経済的なのは6mmと8mmです)。光を混ぜるための奥行きが要らない方式なので、壁付けでも出幅を抑えられます。理由は次の項でご説明します。

差し替えを前提に、組める

導光板はあくまで「光る板」。表示するグラフィックは、板の表面に貼るシートや前面のパネルで作るのが一般的です。だから、テナントが替わったときは表示面だけを作り替える構成にできます。

変わる情報と、変わらない情報を分ける

板に直接UV印刷することもできますが、印刷した内容は差し替えられません(シルク印刷は非対応です)。ビル名やロゴのように変わらないものは板側、テナント名のように変わるものは表示面側、と分ける考え方が現実的です。

どちらの構成が向くかは、図面と「何が、どのくらいの頻度で変わるか」を教えていただければ、こちらから選択肢をご提案します。決めきれていない段階のご相談で構いません。

仕様の選び方をくわしく見る

WHY SO THIN

「薄い」の中身を、断面で説明します。

導光板が薄いのは、板そのものが薄いからではありません。光を混ぜるための奥行きが要らないから薄いのです。ここは従来の内照式看板(直下型)と比べると、いちばん分かりやすくなります。

案内サインを従来の内照式——箱の中にLEDを並べて表示面を裏から照らす直下型——で作る場合、光源の粒がそのまま表示面に出ないよう、光が混ざりきるまでの距離を確保する必要があるとされます。実際、看板の施工図には次のような注記を見かけます。

「LEDの影ができるため、最低でも厚み(奥行き)D80は必要」

一般的な内照式サインの施工図で見かける注記の例。数値は直下型で光を拡散させるための一般的な目安であり、当社製品の寸法ではありません。

つまり、直下型で言う「厚み」の正体は、明るさのためではなく光を混ぜるための距離です。80mm前後という数字が図面に書き込まれるのは、そのためです。壁付けの案内サインでこの奥行きを取ると、当然そのぶん壁から出ます。

導光板(エッジライト方式)は、ここが根本的に違います。光を板の側面から入れ、板の中の拡散加工で面へ起こす。混ぜる仕事を板の内部で完結させるので、光を混ぜるための奥行きがそもそも要りません。板厚は4mmから10mmの世界です。

直下型(断面イメージ)

混ぜる奥行きが必要

光源と表示面の距離で光を混ぜる作り。距離が足りないと、LEDの位置が明るい点として、その間が影として面に出ます。

導光板(断面イメージ)

薄い

端面のLEDの光を、板の中の拡散加工が面の光に変えます。混ぜる距離が板の内部で足りるため、奥行きが要りません。

※どちらも仕組みを説明するための模式図です。実際の納まりは、フレームや取付金物を含めた設計になります。

何でも導光板が最適、とは言いません。大きな面で強い明るさを最優先したい場合や、箱の奥行きに余裕がある納まりなら、直下型が素直な選択になることもあります。逆に、壁からの出幅を抑えたい、面をムラなく上品に光らせたい——案内サインの多くはこちら側です。

SIZE & SPEC

縦長・大判になっても、一枚もので。

テナント一覧は、行を積むぶん縦に伸びます。フロア案内も、階数が増えれば縦長の大判になりがちです。当サイトでお受けする導光板は、1枚もので最大1,380×2,440mmまで(全板厚共通)。寸法公差は±1mm以内で仕上げます。

梱包前の大判で細長い導光板。周囲がアルミの縁で仕上げられている
提携工場で製作された長尺のパネル(梱包前)。面が大きく、細長くなるほど、入光する辺の数と板厚の組み合わせが効いてきます。縦長の案内サインは、まさにこの検討が要る形状です。

入光辺の考え方

幅500mm以内なら2辺からの入光でカバーできます。幅が500mmを超える場合は、4辺入光をおすすめしています。縦長の一覧でも、幅と高さの組み合わせでご提案が変わります。

片面・両面、色温度

壁付けなら片面、エントランスの吊り下げやガラス面なら両面、という選び方が基本です。光の色は正白・暖白・冷白の3種類。ロビーの照明計画に色味を合わせると、サインが空間になじみます。

かたちの自由度

四角以外の異形カットにも対応します。曲線は半径10cm(R100mm)以上が条件で、細かい形状や細部の切り欠きはできません。ビルの意匠に合わせた形状は、まず図面をお見せください。

案内サインで確認されることの多い項目

寸法・板厚
最大寸法1,380×2,440mm(全板厚共通)
板厚4mm・5mm・6mm・8mm・10mmの5種(6mm・8mmは定尺で経済的です)
寸法公差±1mm以内
異形カット可。曲線は半径10cm(R100mm)以上が条件です
発光
発光面片面・両面のどちらも可
入光辺幅500mm以内は2辺入光でカバー、幅500mm超は4辺入光を推奨
色温度正白・暖白・冷白の3種
発光均一度75〜95%(寸法・構造によります)
表示・電気
印刷UV印刷は可。シルク印刷は非対応です
光源・電源LED2835。DC24V推奨で、PSE適合の24V電源は国内でご用意します
結線現場の電気工事に合わせて、結線なしの状態での納品にも対応します(LEDネオンサインと同じコネクターを使用)
LEDの寿命約50,000時間
数量・納期・品質
最小ロット1枚から。11枚以上で単価が変わります
生産期間7〜10営業日(20個以上は+2〜3日)
輸送の目安クーリエ4〜6日/空運10〜12日/海運LCL約30日
検査・保証出荷前検査5項目を実施。1年保証をお付けします

※最大寸法を超えるサイズをご希望の場合も、分割やつなぎ方を含めて作り方を個別にお調べしてご回答します。まずは仕上がりの寸法をお知らせください。

NOT FOR

導光板が向かない案内も、正直に。

案内サインと一口に言っても、求められるものは建物によって違います。次の三つに当てはまる場合、導光板は最適解ではありません。無理にすすめても、あとで困るのはお使いになる側です。

01

表示が日々動く/映像を見せたい

イベント告知が毎日変わる、動画を流したい、時間帯で表示を切り替えたい。こうした用途は、液晶やLEDのデジタルサイネージが素直な選択です。導光板は「決まったものを、きれいに、静かに光らせる」ための部材です。

02

屋外で、雨ざらしになる場所

防水仕様の設定はありますが、設置環境によって条件が変わります。上部に雨よけのある軒下など、50℃以下の半屋外までが目安です。雨が直接かかる場所、直射日光が当たり続ける場所は、まず環境をうかがったうえで判断させてください。

屋外・半屋外の条件を見る

03

奥行きが取れて、とにかく明るくしたい

大きな面で強い明るさが最優先で、箱の奥行きにも余裕がある。そんな条件なら、直下型のほうが素直に要件を満たせることがあります。方式選びの段階から、遠慮なくご相談ください。

方式の違いを比べる

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判断材料を、もう少し。

仕様の決め方、方式の違い、価格の考え方は、それぞれのページに整理しています。設計・施工会社の方、看板店の方からの技術的なご相談も、そのままの言葉でどうぞ。LEDサインを1,000件以上手がけてきたチームが図面を読みます。

図面を送るだけ。
仕様の決め方からご一緒します。

寸法・用途・設置場所がわかるものを、そのままお送りください。手描きのラフでも、スマホの写真でも構いません。まずは「これ、作れますか?」の一言からで大丈夫です。

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