SPEC GUIDE 仕様の選び方
導光板の仕様は、こう決まります
板厚、入光辺、片面か両面か——仕様表を前に迷う必要はありません。導光板の仕様は「どこで・何を・どう見せるか」が決まれば、順番に決まっていくものです。このページでは、その決まり方の考え方と、板厚・寸法など対応範囲の実数値をご紹介します。読み終えたら、あとは図面を送っていただくだけで大丈夫です。
THE ORDER 仕様が決まる順番
仕様は「選ぶ」より先に、
用途で「決まって」いきます。
導光板の仕様は、カタログから好みで選ぶものではありません。用途と設置環境がわかれば、板厚も入光辺も、実はほとんど答えが出ています。順番は、いつも同じです。
用途と設置環境
どこに置き、何を、誰に見せるのか。屋内か屋外か、周囲は明るい空間か暗い空間か。ここがすべての出発点です。
サイズと見せ方
図面の寸法、見る方向(片側か両側か)、固定のしかた(壁付け・吊り下げ・自立)。図面と現場写真で伝わる情報です。
仕様が確定
板厚・入光辺・片面/両面・拡散板・色温度。上の2つが決まれば、ここは論理的に導かれます。
この「逆算」は、当社側の仕事です。1と2がわかる図面や写真があれば、3は当社で決めてご提案します。
SIX FACTORS 判断ポイント
仕様を決める、6つの判断ポイント。
それぞれの判断基準と、対応範囲の実数値をまとめました。下の早見表とあわせてご覧いただくと、ご自身でもおおよその見当が付きます。細かな組み合わせの最適化は、図面をもとに当社で判断します。
01
板厚
対応する板厚は4mm・5mm・6mm・8mm・10mmの5種類です。面が大きいほど、また吊り下げや自立のように板自身で姿勢を保つ設置ほど、たわみにくい厚みが必要になります。定尺材のある6mm・8mmは材料取りに無駄が出にくく経済的なので、迷ったらまずこの2つが基準になります。
02
入光辺の数(2辺・4辺)
基準は明確です。幅500mm以内なら2辺入光で十分、幅500mmを超えるなら4辺入光を推奨——。光は入れた辺から遠ざかるほど弱くなるため、面が大きくなるほど光を入れる辺を増やして、明るさの均一さを保ちます。
03
片面発光・両面発光
見る方向で決まります。壁付けなら片面発光。窓面への吊り下げや通路の中吊りのように、両側から視線が届く場所なら両面発光です。どちらも対応可能で、片面か両面かは06の加工方式の選び方にも直結します。設置場所の写真が一枚あれば、この判断はすぐに付きます。
04
拡散板の要否
面の見せ方で決まります。光る面をそのまま見せるのか、上にグラフィックや文字を重ねるのか。光のムラを抑えて、なめらかな面に整えたいときに拡散板を組み合わせます。仕上がりイメージがあれば、それが判断材料です。
05
色温度
正白・暖白・冷白の3種からお選びいただけます。温かみのある内装には暖白、白さや清潔感を見せたい売り場には正白や冷白。まわりの照明になじませるのが基本です。迷われたら現場写真をお送りください。空間に合わせて当社でご提案します。
06
加工方式(V-Cutting・ドットレーザー)
板の内部で光を「面の光」に変えるための加工です。V-Cuttingは出光率が高い一方、板が薄いと加工の線が見えやすく、両面発光でも線が見えます。そのため片面発光にはV-Cutting、両面発光や薄い板にはドットレーザー——という使い分けが基本です。ご指定がなくても、内容に合わせて当社で選定します。
対応範囲 早見表
| 寸法・板厚 | |
|---|---|
| 板厚 | 4mm/5mm/6mm/8mm/10mm の5種。定尺は6mm・8mmで、材料取りに無駄が出にくく経済的です。 |
| 最大寸法 | 1,380 × 2,440mm(全板厚共通) |
| 寸法公差 | ±1mm以内 |
| 最小寸法 | 構造により個別確認(お問い合わせください) |
| 有効発光エリア | 板の四辺は封端で覆われるため、外形から各辺およそ10mm内側が実際に光る範囲です。 目安の式:(幅−20mm)×(高さ−20mm)。例)外形315×920mm → 発光 約295×900mm。 この差は四辺とも同じで、入光辺・非入光辺による違いはありません。図面の都合で調整が必要な場合はご相談ください。 |
| 発光 | |
| 発光面 | 片面・両面のどちらも対応 |
| 入光辺 | 幅500mm以内 → 2辺入光でOK/幅500mm超 → 4辺入光を推奨 |
| 色温度 | 正白・暖白・冷白の3種 |
| 発光均一度 | 75〜95%(寸法・構造によります) |
| 輝度 | 寸法・LED数・ご要望により個別確認 |
| 局部発光・図案発光 | 対応可(ロゴや図案の部分だけを光らせる見せ方もできます) |
| 加工方式 | |
| V-Cutting | 出光率が高い方式。板が薄いと加工の線が見えやすく、両面発光でも線が見えるため、片面発光に推奨です。 |
| ドットレーザー | 両面発光や薄い板で有利な方式です。 |
| 封端(板のふち) | アルミバー巻きと銀膜巻きの2種。どちらも価格は同じで、ふちの幅は約10〜12mm、発光範囲にも差はありません。 アルミバーは構造の強さと保護性に優れ、放熱にも有利です。屋外・半屋外はアルミバーを推奨しており、実際のご注文の約9割がこちらです。銀膜は薄く仕上がるため、納まりの厳しい屋内向きです。 ご指定がない場合はアルミバーでお作りします。 |
| 保護フィルム | 出荷時、表面に保護フィルムを貼った状態でお届けします。設置時に剥がしてください。長期間貼ったままでも糊は残りません。 |
| 電気・LED | |
| 電圧 | 24V推奨(放熱に有利)。12Vもご要望に応じて対応します。 |
| LED | 型番2835/寿命 約50,000時間 |
| 消費電力 | 入光辺1mあたり 約7.2W(24V時 約0.3A/LED実装 100個/m)。 目安の式:7.2W × 入光辺の合計の長さ(m)。例)400×600mmで長辺2辺入光 → 入光辺 計1.2m → 約8.6W。 電源の容量は、この値に3割ほど余裕を見て選びます。 |
| DCケーブル | 標準は1.5m。長さのご指定も可能です。コネクター付き・切りっぱなし(裸線)のどちらでもお出しできます。 |
| 電源 | PSE適合の24V電源を国内でご用意します(当社在庫)。姉妹ブランドのLEDネオン「neoneon」と同じコネクターのため、既存の施工に馴染みます。 |
| 納品形態 | ご希望に応じて結線なし(切りっぱなし)での納品も可能です(施工側で電源をご用意されるケースに対応)。 |
| 設置環境 | |
| 対応範囲 | 屋内/半屋外(軒下など雨よけがあり、50℃を超えない場所)まで対応します。直接の雨ざらしや、直射日光にさらす完全な屋外は対象外です。 |
| 防水仕様 | 防水仕様(LED光源・DC線の接続部に防水処理)。ただし設置環境により条件があります。設置場所の写真とあわせてご相談ください。 |
| 使用温度 | 50℃以下 |
| 想定される耐久年数 | 屋内で3年、半屋外で1年(提携工場の回答)。半屋外の1年は雨ざらしの数値ではなく、直射日光にさらされず、軒下など雨よけがあり、50℃を超えない場所での数値です。詳しくは屋内・半屋外の使い分けをご覧ください。 |
| ご注文・返品 | |
| 返品 | オーダーメイド品のため、お客様都合の返品・交換はお受けできません(製作着手前のキャンセルは可/不良品・仕様相違は当社負担で再製作または返金)。詳しくは特定商取引法に基づく表示をご覧ください。 |
※ 最小寸法・輝度など「個別確認」の項目は、内容により変わるためお問い合わせください。図面を送っていただければ、上記の対応範囲の中から当社が最適な仕様を判断してご提案します。
電源は、国内でご用意します。
導光板は24V駆動を推奨しています。理由はシンプルで、放熱に有利だからです。そしてその24V電源は、PSE適合品を国内でご用意します(当社在庫)。本体に合わせて電源を別途お探しいただく必要はありません。
コネクターは、姉妹ブランドのLEDネオン「neoneon」と同じものを採用しています。LEDネオンの施工に慣れた業者様なら、既存のやり方にそのまま馴染みます。施工側でスイッチング電源をご用意される場合は、結線なし(切りっぱなし)での納品も可能です。ご相談の際にお申し付けください。
電源の容量、早見表
電源をご自身で手配される方のために、目安をまとめました。消費電力は入光辺1mあたり約7.2W(24V時 約0.3A)です。入光辺の合計の長さに7.2を掛け、そこに3割ほど余裕を見て電源を選びます。
| 外形寸法 | 入光の考え方 | 入光辺の合計 | 消費電力の目安 | 選ぶ電源 |
|---|---|---|---|---|
| 300 × 450mm | 幅500mm以内 → 長辺2辺 | 0.9m | 約6.5W | 24V 0.5A(12W) |
| 450 × 600mm | 幅500mm以内 → 長辺2辺 | 1.2m | 約8.6W | 24V 0.5A(12W) |
| 500 × 900mm | 幅500mm以内 → 長辺2辺 | 1.8m | 約13W | 24V 1A(24W) |
| 600 × 900mm | 幅500mm超 → 四辺 | 3.0m | 約22W | 24V 1.5A(36W) |
| 900 × 1,200mm | 幅500mm超 → 四辺 | 4.2m | 約30W | 24V 2A(48W) |
| 1,200 × 2,400mm | 幅500mm超 → 四辺 | 7.2m | 約52W | 24V 3A(72W) |
※ 目安です。実際の消費電力は仕様により前後しますので、正確な数値はお見積りの際にご案内します。電源をこちらでご用意する場合は、この計算を当社側で行いますので、指定は不要です。
IN DETAIL 判断ポイントを実物で
CASE THINKING 迷ったらこう考える
よくあるご相談と、判断の実例。
実際のご相談は、だいたいこの3つのどれかに近づきます。ご自身の案件に近いものがあれば、用途別のページもあわせてご覧ください。
CASE 01
「窓に吊るして、外に向けて見せたい」
不動産店様の物件パネルに多いご相談です。両側から見えるなら両面発光(加工はドットレーザーが向きます)、ガラス面への吊り下げなら板自身で姿勢を保てる厚み——というように、設置イメージひとつで仕様の大半が決まります。
不動産向けの用途ページへ→CASE 02
「メニューを明るく、おいしそうに見せたい」
印刷したメニューを面に重ねるなら、光を均一に整える拡散板の組み合わせを検討します。色温度は正白・暖白・冷白の3種から、「料理写真の色が自然に見えるか」で判断します。店内照明の写真が一枚あると、答えが早く出ます。
飲食メニュー向けの用途ページへ→CASE 03
「大きな面を、ムラなく光らせたい」
看板や壁面ディスプレイで面が大きくなるほど、入光辺を増やして明るさの均一さを保ちます。基準は明確で、幅500mmを超える面は4辺入光を推奨。1枚で製作できるのは最大1,380×2,440mmまでです。寸法さえ決まっていれば、入光辺の数と板厚の組み合わせはこちらで検討し、根拠とあわせてご提案します。
看板向けの用途ページへ→
JUST SEND IT 図面を送るときは
専門判断は、
こちらの仕事です。
仕様の欄は、空白のままで構いません。次の3つがわかれば、板厚から色温度まで当社で判断し、仕様のご提案とあわせてお返しします。1枚のご相談から歓迎です。
- 寸法 —— 手描きのラフや、スマホの写真でも大丈夫です
- 設置場所 —— 屋内か屋外か、どんな空間か。現場写真があれば十分です
- 見る方向 —— 片側から見るのか、両側から見るのか
図面を送るだけ。
仕様の決め方からご一緒します。
寸法・用途・設置場所がわかるものを、そのままお送りください。手描きのラフでも、スマホの写真でも構いません。まずは「これ、作れますか?」の一言からで大丈夫です。
お見積り・ご相談を承ります。初めての方も、1枚だけのご相談も歓迎です。