QUALITY 品質と検品
品質と検品の考え方
導光板は、点灯した瞬間にすべてが分かる製品です。図面の上では同じに見えても、面の光り方には差が出ます。私たちが何を「良い導光板」と考え、お届けする一枚をどう確認しているか。保証1年・出荷前検査5項目の体制とあわせて、品質への向き合い方をご説明します。
WHAT WE VALUE 大切にしていること
面が、静かに、均一に光ること。
導光板の品質でいちばん大切なのは、面の均一性だと考えています。エッジから入れた光が面全体に行き渡り、入光辺の近くだけが明るい、コーナーだけが暗い、といった偏りがないこと。派手さではなく、「どこを見ても同じ明るさ」という静かな性能が、導光板の価値そのものです。
次に、仕上がり。切断面の状態、角の処理、表面の傷や欠けの有無。導光板はメニューやサインのすぐ後ろで使われることが多く、手に取る距離で見られる製品です。光らせる前の「板としての仕上がり」も、光と同じ重さで見ています。
そして、寸法の考え方。導光板の寸法は、単体で合っていれば良いものではなく、はめ込む枠・什器・サイン本体という「取付相手」があって初めて意味を持ちます。だから当社は、図面の数字だけでなく、どこに収まる板なのかを含めて寸法を確認します。詳しくは仕様の選び方もご覧ください。
INSPECTION 検品の考え方
届いた一枚を、
光り物の目で確かめる。
導光板そのものの製造は、導光板を専門とする提携工場が担います。当社の役割は、仕様の判断と、届いた品の確認。LEDサインを1,000件以上手がけてきた「点灯後を想像する目」で、お届けする前に一枚ずつ確かめます。
01
点灯して、面を見る
カタログの数字ではなく、実際に通電して面の光り方を見ます。ムラの出やすい入光辺の近く、暗くなりやすいコーナー、光源の粒が透けていないか。点けてみないと分からない部分こそ、確認の中心です。
02
板としての仕上がりを見る
切断面の状態、角の処理、表面の傷・欠け・異物の有無、保護フィルムの状態。発光させる前の外観を、手に取る距離で確認します。サインの現場で「仕上がりの粗が目立つ場所」を知っていることが、ここで活きます。
03
図面と突き合わせる
寸法・形状・加工位置が、すり合わせた図面のとおりか。取付相手のある寸法は特に念入りに照合します。図面のやり取りの経緯を知っている当社が確認するからこそ、「図面と違う」を出荷前に拾えます。
標準の検査項目は、下の「出荷前検査」の項でご説明しています。そのうえで、用途・設置環境・取付方法に応じて、案件ごとに確認を追加する場合があります。個別のご案件については、お問い合わせいただければ運用をご説明します。
PRE-SHIPMENT INSPECTION 出荷前検査
出荷前に確認する、5つの項目。
すべての導光板は、お届けの前に5項目の検査を通っています。製造を担う提携工場が出荷前に検査し、届いた一枚を当社が光り物の目で確かめる。この二段の確認は、暗部や輝点のある板をお客様の手元に届けないための体制です。
- 外観
- 表面の傷・欠け・異物の有無、切断面や角の状態を確認します。手に取る距離で見られる製品として、板そのものの仕上がりを見ます。
- 寸法
- 図面と照合し、寸法公差は±1mm以内を基準としています。枠や什器にはめ込む「取付相手のある寸法」は、特に念入りに確認します。
- 光学均一度
- 面の発光の均一さを確認します。発光均一度の目安は75〜95%(寸法・構造により変わります)。偏りの出やすい入光辺の近くとコーナーを中心に見ます。
- 輝度
- すり合わせた仕様どおりの明るさが出ているかを確認します。必要な明るさは寸法・LEDの構成・用途によって変わるため、案件ごとの仕様と照らして見ます。
- 点灯テスト
- 実際に通電し、暗部(暗く沈む場所)や輝点(光源の粒が透けて見える点)がないことを確認してから出荷します。
検査を通った製品には、1年間の保証をお付けしています。保証の内容は、このページ下の不具合時の対応をご覧ください。
DRAWING & SPEC 図面と仕様のすり合わせ
品質は、作る前の
「すり合わせ」から始まっています。
光り物のトラブルの多くは、製品の出来ではなく、作る前の「認識のズレ」から生まれます。だから当社は、発注前のすり合わせに時間を使います。
- 図面の読み合わせ
- お手元の図面が導光板専用である必要はありません。看板図面・什器図面・手描きのラフから、導光板に必要な情報(寸法・発光面・取付方法・入光の辺)を当社が読み取り、足りない部分は質問の形でお返しします。
- 仕様の言語化
- 「明るめで」「白っぽく」といった感覚的なご要望を、入光の辺数(幅500mm以内は2辺、500mmを超える場合は4辺を推奨)・色温度の方向性・拡散の具合といった仕様の言葉に翻訳します。仕様の決め方は仕様の選び方で詳しくご説明しています。
- 進める前の確定
- すり合わせた内容は、進める前に図面と文面で共有し、確定してから次へ進みます。「言った・言わない」を残さないことが、結果的にいちばんの品質管理だと考えています。全体の流れはご注文の流れをご覧ください。
導光板が向かない条件(強い直射日光下での視認など、用途によっては別の選択肢が適する場合)も、すり合わせの段階で正直にお伝えします。「何でも導光板が最適」とは言いません。
IF SOMETHING IS WRONG 不具合時の対応
万一のときは、
事実の確認から始めます。
確認を重ねても、輸送や取付環境を含めれば、不具合の可能性をゼロと言い切ることはできません。だから当社は、製品に1年間の保証をお付けしたうえで、万一のときの向き合い方をお約束します。
まず、状況を教えてください。点灯した状態の写真や動画があると、原因の切り分けが早く進みます。仕様の認識ズレなのか、輸送中の問題なのか、取付環境によるものなのか、製品自体の問題なのか。決めつけずに、事実からひとつずつ確認します。
そのうえで、対応の方針を理由と一緒にご提示します。窓口は最初から最後まで当社ひとつ。工場との間に立って調整するのは当社の仕事ですので、お客様が海外の工場とやり取りする必要はありません。運営体制については運営会社のページをご覧ください。
- 保証期間
- 1年間です。
- 想定される耐久年数
- 屋内でのご使用で3年、半屋外で1年というのが提携工場の回答です。半屋外の1年は雨ざらしの数値ではなく、直射日光を避け、雨よけがあり、50℃を超えない場所での数値です。条件は屋内・半屋外の使い分けにまとめています。
- 保証の対象
- 人為的な破損がなく、正常にご使用いただいている状態で、保証期間内に生じた品質上の問題が対象です。
- 対応の内容
- 再製作してお届けし直すか、返金で対応します。状況を確認のうえ、どちらが適切かを理由と一緒にご提示します。
- ご連絡方法
- 図面を送って相談のフォーム、またはお電話(092-235-0000)でご連絡ください。窓口は当社ひとつです。
一般的なご質問はよくあるご質問もご参照ください。
図面を送るだけ。
仕様の決め方からご一緒します。
寸法・用途・設置場所がわかるものを、そのままお送りください。手描きのラフでも、スマホの写真でも構いません。まずは「これ、作れますか?」の一言からで大丈夫です。
お見積り・ご相談を承ります。初めての方も、1枚だけのご相談も歓迎です。