DOUBLE-SIDED 両面発光
両面発光の導光板
通路の両側から見える吊り下げサイン、カウンターの上、窓面のディスプレイ。人が両側から見る場所に片面だけ光る板を置くと、必ず「裏側」が生まれてしまいます。導光板は、表と裏を同時に光らせる両面発光でもお作りできます。板厚は4mm〜10mmの5種類、最大1,380×2,440mmまで。1枚で、2方向の視線に応える板です。
STRUCTURE 仕組み
1枚の板が、表と裏の両方で光る。
導光板は、板の端(エッジ)に入れたLEDの光を、板の中で面全体に広げて光らせる照明部材です。片面発光では、この光を片側の面に集めて放つように作りますが、両面発光では、光を表と裏の両面へ振り分けて放つように作ります。
板そのものは1枚のまま。それでいて表示面がふたつになるので、通路のように人が行き交う場所でも、どちらの方向から見ても掲示が光って読めます。「裏側」がなくなることが、そのまま情報の届く量の差になります。
ただし、片面発光と同じ作り方をそのまま両面に流用することはできません。いちばん大きく変わるのが、面を光らせる「加工方式」です。片面発光でよく使われるV-Cutting(V字の溝を刻む方式)は出光率が高い反面、両面発光では加工の線が透けて見えてしまいます。そのため両面発光は、線の出ないドットレーザー方式でお作りするのが基本です。詳しくは、このすぐ下でご説明します。
断面のイメージ。端に入れたLEDの光を、板の中で表と裏の両面へ振り分けて広げます。
METHOD 加工方式
両面発光には、「線の出ない」ドットレーザー方式。
面を光らせる加工には、大きく2つの方式があります。片面か両面かで、向いている方式が変わります。
V-Cutting——片面発光向き
- 板の面にV字の溝を刻んで光を取り出す方式。出光率が高いのが持ち味です
- 板が薄いと、刻んだ溝の線が目に見えやすくなります
- 両面発光では、この線が反対の面からも見えてしまいます
- 壁付けの掲示やメニューボードなど、片面発光の板に向いています
ドットレーザー——両面発光向き
- レーザーで微細なドットを刻んで光を取り出す方式です
- V-Cuttingのような線が出ないため、両面から見てもきれいに仕上がります
- 薄い板厚でも見た目が乱れにくく、薄板とも相性のよい方式です
- 両面発光の導光板は、基本的にこの方式でお作りします
※板のふちの処理(封端)は、アルミバー巻きと銀膜巻きの2種です。価格は同じで、光る範囲にも差はありません。アルミバー巻きは構造が強く放熱にも有利なため、屋外・半屋外向き。銀膜巻きは薄く仕上がります。指定がない場合はアルミバー巻きでお作りします。
PLACES 向いている設置
「両側から見られる場所」が、両面発光の出番です。
壁に付ける掲示なら片面で足ります。板の周りを人が回り込む場所、板の向こうにも人がいる場所で、両面発光が効きます。
通路・館内の吊り下げサイン
天井から吊るサインは、通路の両方向から見られます。行きにも帰りにも光って読める、両面発光の代表的な使いどころです。
カウンター上のサイン
受付や売場のカウンター上に置く・吊るサインは、お客様側とスタッフ側の両方に顔を向けます。案内表示や番号表示にも。
窓面のディスプレイ
窓に吊るパネルは、外を歩く人と店内のお客様の両方が目にします。外向きの掲示と店内向けの見せ方を、1枚で両立できます。
売場・空間のサイン什器
売場の島やイベント空間に立てるサインは、周囲を人が回り込みます。間仕切りを兼ねた光る板として使う設計もご相談いただけます。
※画像はイメージです
吊り下げは、両面発光がもっとも生きる設置方法です。壁に背中を預けない掲示なので、片面だけ光る板では、どちらか一方の通行者に「消えた板」を見せることになります。両面発光なら、吊った1枚がそのまま両方向への掲示になります。
吊り方や金具の納まり、縦型・横型の向き、並べる枚数の割り付けまで、設置場所の図面や写真をもとにご一緒に決めていきます。天井の条件が分かる写真があると、話が早く進みます。
用途別の使い方を見る→HOW TO CHOOSE 片面か、両面か
迷ったら、「板の裏に何があるか」で考えます。
裏が壁なら片面、裏に人の目があるなら両面。まずはこのひとことで、だいたいの当たりが付きます。
片面発光が向くケース
- 壁面に取り付ける掲示・メニューボード
- 什器やケースの中に組み込んで、片側だけ照らしたい
- 棚や台の上など、見る方向が決まっている場所
- 背面が壁・柱・バックヤードに向いている設置
両面発光が向くケース
- 天井から吊るして、通路の両方向に見せたいサイン
- カウンター上で、お客様側とスタッフ側の両方に見せたい表示
- 窓面で、外の通行者と店内の両方に見せたいディスプレイ
- 売場や空間の中に立てる、回り込まれるサイン什器
※両面発光は、光を両面へ振り分けるぶん、加工方式や入光辺の取り方が片面発光とは変わります。同じ寸法でも「片面のつもりの設計をそのまま両面に」とはならないため、用途と設置場所を伺ったうえで、その案件に合わせた仕様をご提案します。
両面発光の対応仕様
両面発光でお作りする場合の、現時点で確定している仕様です。ここに載っていない項目は、ご相談時に個別にご案内します。
| 発光面 | 片面・両面のどちらも対応(このページは両面発光のご案内です) |
|---|---|
| 加工方式 | 両面発光はドットレーザー方式でお作りします(片面発光には出光率の高いV-Cuttingが向きます) |
| 板厚 | 4mm/5mm/6mm/8mm/10mmの5種類。6mm・8mmは定尺サイズがあり、経済的にお作りできます |
| 最大寸法 | 1,380×2,440mm(全板厚共通)/寸法公差 ±1mm以内 |
| 入光辺 | 幅500mm以内なら2辺入光でOK。幅500mmを超える場合は、明るさを保つため4辺入光を推奨します |
| 発光色 | 正白・暖白・冷白からお選びいただけます |
| 発光均一度 | 75〜95%(寸法・構造により変わります)。全面発光のほか、局部発光・図案発光にも対応します |
| 電源・LED | DC24V推奨(放熱に有利)。12Vもご要望に応じて対応します。LEDは2835、寿命は約50,000時間です |
| 数量 | 1枚からお作りできます。11枚以上から単価が変わります |
| 製作期間 | 標準7〜10営業日(20個以上は+2〜3営業日)。お急ぎの場合は特急のご相談も可能です |
| 品質保証 | 保証1年。出荷前に外観・寸法・光学均一度・輝度・点灯の5項目を検査し、暗部や輝点がないことを確認してからお届けします |
| 輝度 | 寸法・LED数・ご要望により変わるため、ご相談時に個別にご案内します |
| 返品 | オーダーメイド品のため、お客様都合の返品・交換はお受けできません(製作着手前のキャンセルは可/不良品・仕様相違は当社負担で再製作または返金)。詳しくは特定商取引法に基づく表示をご覧ください。 |
※製作は提携工場で行います。中国の法定祝日(春節など)の前後は製作期間が延びることがあるため、お急ぎの場合は先にご相談ください。仕様の判断・検品・品質管理・図面対応は当社が担当します。
CONSULT よくあるご相談
こんなご相談から始まっています。
図面がなくても大丈夫です。手描きのメモやスマホの写真から、片面か両面かの判断も含めてご一緒します。
01
通路の吊り下げサインにしたい
吊りたい場所の天井高さや周囲の様子がわかる写真と、サインの希望寸法のメモをお送りください。吊り方・向き・両面の仕様まで、設置場所に合わせてご提案します。
図面・写真を送って相談する→02
窓面で外にも中にも見せたい
外向きの掲示と店内向けの見え方を1枚で両立させたい、というご相談です。窓の寸法と店内側の様子がわかる写真があれば、割り付けからご一緒できます。
図面・写真を送って相談する→03
片面と両面で迷っている
設置場所の写真を1枚お送りいただければ、「この場所なら片面で足ります」「ここは両面が効きます」まで含めてお答えします。迷っている段階のご相談こそ歓迎です。
図面・写真を送って相談する→図面を送るだけ。
仕様の決め方からご一緒します。
寸法・用途・設置場所がわかるものを、そのままお送りください。手描きのラフでも、スマホの写真でも構いません。まずは「これ、作れますか?」の一言からで大丈夫です。
お見積り・ご相談を承ります。初めての方も、1枚だけのご相談も歓迎です。